地域と宗派による異なるお布施の相場

2017年08月25日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

葬式を葬儀社に依頼した場合であっても、宗教家へ支払うお布施の額は一定ではありません。神道と仏教による違いだけでなく、同じ仏教であっても通夜と葬儀を一連の流れとして合わせて支払いますが、相場が公に宗教家から直接言われることが無い点に困ってしまう人が少なくありません。

葬式は通夜と葬儀の2日間を合わせて行われますが、一般的には合計額として15万円から50万円を納めることが一般的です。関東では20万円から30万円が多く、関西では20万円前後が一般的ですが、地方により告別式を盛大に行なう場合など、僧侶や他の宗教家を複数名体制で行なうケースもあるので、一概にしくらと区別することが難しい状況です。

戒名料が込みとされるケースもありますが、基本的に檀家として日頃から付き合いがある場合を除いて、支払う金額により戒名が変わるということはありません。なぜなら、お布施を渡すタイミングにも決まりは無く、最初に渡すこともあれば、告別式まで全て完了してから最後に支払いを行なうこともあるからです。

他の商品購入とは異なり、宗教家への支払いは、決まった定価が存在しないので、檀家や同じ宗派に属している人から料金の目安を確認するしかありません。葬儀社に依頼して手配した僧侶や神主の場合には、目安を葬儀社から提示してもらえることがありますが、基本的に支払える範囲内で構わないとされています。

金額に対して苦言を呈する宗教家とは、誰しも付き合いたくないと考えるでしょう。葬儀一式の後であっても、法要が続くので互いに不快な思いをしないよう心掛けることが大切です。

__BLOG_PARTS__